フエンテス『老いぼれグリンゴ』について
はいこんにちは、川で私は生まれない、「た」です。今日はフエンテス『老いぼれグリンゴ』について。

久しぶりのラテンアメリカ文学。この本は偶然訪れた観光地のひなびた書店で見つけた。
ラテンアメリカの文学は少し前にブームが去ってしまったため、普段見掛けることはあまりない。
あったとしてもボルヘスかガルシア・マルケスくらいなものでバリエーションに乏しい。
そんな本達を探して書店を巡っていると自然と鼻が効くようになる。
お目当ての本がありそうな書店は臭いがするのだ。南米の匂いが。
さてこの本、ネタばれになるといやなので言わないが素晴らしい最後だった。
基本的には革命のはなし。ただし革命の詳細を記し、読者が革命を起こしているような気分になるようなつくりではなく
そこにあるのは生と死の描写。思えばラテンアメリカものは土壌のせいもあるのか、いつも死の臭いがする。
それも荒々しい生の先にある死の臭いが。特にフエンテスの作品はこのコントラストが
入り混じるせいで一瞬たりとも気が抜けない。気を抜くと文章においていかれる。
まぁなにはともあれ最後は「やられた!」とにやつくこと間違いなし。
アメリカのジャーナリズムについてもっと知識があったら楽しめなかったかもしれない。
でも今回は中途半端な記憶でも十分に楽しめた。
評価★★★★☆(星4.5/5)。若干メリハリが足りない気がして努力が必要だった!

久しぶりのラテンアメリカ文学。この本は偶然訪れた観光地のひなびた書店で見つけた。
ラテンアメリカの文学は少し前にブームが去ってしまったため、普段見掛けることはあまりない。
あったとしてもボルヘスかガルシア・マルケスくらいなものでバリエーションに乏しい。
そんな本達を探して書店を巡っていると自然と鼻が効くようになる。
お目当ての本がありそうな書店は臭いがするのだ。南米の匂いが。
さてこの本、ネタばれになるといやなので言わないが素晴らしい最後だった。
基本的には革命のはなし。ただし革命の詳細を記し、読者が革命を起こしているような気分になるようなつくりではなく
そこにあるのは生と死の描写。思えばラテンアメリカものは土壌のせいもあるのか、いつも死の臭いがする。
それも荒々しい生の先にある死の臭いが。特にフエンテスの作品はこのコントラストが
入り混じるせいで一瞬たりとも気が抜けない。気を抜くと文章においていかれる。
まぁなにはともあれ最後は「やられた!」とにやつくこと間違いなし。
アメリカのジャーナリズムについてもっと知識があったら楽しめなかったかもしれない。
でも今回は中途半端な記憶でも十分に楽しめた。
評価★★★★☆(星4.5/5)。若干メリハリが足りない気がして努力が必要だった!
R・A・ラファティ『九百人のお祖母さん』について
はいこんにちは、髪が長いと勘違いされる「た」です。本日はR・A・ラファティ『九百人のお祖母さん』について。

最近、といっても1年も前だがブラウンの『さあ、気ちがいになりなさい』を読んでからショートショートの読みやすさ、短編でオチをつける見事な着地が気に入ってこの手の本が気になっていた。きっかけは忘れたがなにかでラファティを知り、古本を購入。
やはりショートショート・SFと一くくりにされることが多いだけあって近未来的な話が多い。
中でもラファティが得意としているのは時間をテーマにした話だろう。
時を引き伸ばしたり、時(歴史)を変えたりする話が、読み終わってひと月ほど経った今でも印象に残っている。表題作も時を超越した人々の話で面白い。
あとは冒険ものか。実はラファティ、SFがうまいのは当たり前だが、それ以上に手に汗握る描写がすばらしい。息を忘れるくらい、といったら大袈裟だが読ませる。
この本ですごい発想だ、と感じたのは「他人の目」だ。まぁ読まれたし。
★★★★(星4/5)。ちょーっとブラウンより弱いな。なんていうんだ、振れ幅が若干狭い気がする。面白いけどね。

最近、といっても1年も前だがブラウンの『さあ、気ちがいになりなさい』を読んでからショートショートの読みやすさ、短編でオチをつける見事な着地が気に入ってこの手の本が気になっていた。きっかけは忘れたがなにかでラファティを知り、古本を購入。
やはりショートショート・SFと一くくりにされることが多いだけあって近未来的な話が多い。
中でもラファティが得意としているのは時間をテーマにした話だろう。
時を引き伸ばしたり、時(歴史)を変えたりする話が、読み終わってひと月ほど経った今でも印象に残っている。表題作も時を超越した人々の話で面白い。
あとは冒険ものか。実はラファティ、SFがうまいのは当たり前だが、それ以上に手に汗握る描写がすばらしい。息を忘れるくらい、といったら大袈裟だが読ませる。
この本ですごい発想だ、と感じたのは「他人の目」だ。まぁ読まれたし。
★★★★(星4/5)。ちょーっとブラウンより弱いな。なんていうんだ、振れ幅が若干狭い気がする。面白いけどね。
スティーブン・キング『いかしたバンドのいる街で』について
はいこんにちは、昨日はたくさんものを買った、財布の紐はゆるみっぱなしだ「た」です。

今日はスティーブン・キング『いかしたバンドのいる街で』について。
以前読んだ『デスペレーション』を急に思い出し久しぶりにキングのホラーが読みたくなって本屋へ行ったらかっこいい名前がついた短編集があるでねぇか、と購入。
京都への道中ゆるゆると読んでいたらあっという間に読み終わってしまった。ただ、内容的には読みやすいというだけで小粒揃い。
『デスパレーション』のような長編ではないため比較するのは難しいとは思いつつも、期待していたような、鼓動が速くなり、大きく聞こえると感じるような緊迫感のある恐怖はあまり感じられなかった。当然表題作もいまいちで、先が読めて残念な感じ。
『ライディングザブレット』のような短編ならではのスピード感あふれる展開もなかった(まぁあれは傑作であったから比べるのもなんだが)。
んんんん、失敗したなぁ、というほど悪くもないがキングの傑作としてひとに勧められるほどでもないので評価は★★☆(星2.5/5)。

今日はスティーブン・キング『いかしたバンドのいる街で』について。
以前読んだ『デスペレーション』を急に思い出し久しぶりにキングのホラーが読みたくなって本屋へ行ったらかっこいい名前がついた短編集があるでねぇか、と購入。
京都への道中ゆるゆると読んでいたらあっという間に読み終わってしまった。ただ、内容的には読みやすいというだけで小粒揃い。
『デスパレーション』のような長編ではないため比較するのは難しいとは思いつつも、期待していたような、鼓動が速くなり、大きく聞こえると感じるような緊迫感のある恐怖はあまり感じられなかった。当然表題作もいまいちで、先が読めて残念な感じ。
『ライディングザブレット』のような短編ならではのスピード感あふれる展開もなかった(まぁあれは傑作であったから比べるのもなんだが)。
んんんん、失敗したなぁ、というほど悪くもないがキングの傑作としてひとに勧められるほどでもないので評価は★★☆(星2.5/5)。
中野京子『怖い絵』について
はいこんにちは、武将鬚の「た」です。
今月最後の締めくくりは中野京子『怖い絵』について。

最近評判の本を書店で見つけ手に取ったらこれは面白いとなって買うたったー買うたったー。
本屋の店頭で何にひかれたかっていうと最初の作品がドガの『エトワール、又は舞台の踊り子』だったことだ。
この絵はあたくしが通っていた小学校の校長室の横に飾ってあった。
そしてその絵に描かれている踊り子は夕方になると絵から抜け出し、真夜中に廊下を踊り狂うという怪談があった。
もちろん小学生だった当時でさえそんな話は信じていなかったが、夕方、日が暮れてから校長室の横を通るのは少し怖かったのを覚えている。
本を買って電車の中でドガのくだりを読み終わったころには、怪談とは異なった恐怖を感じていた。
いや、恐怖というのは言いすぎか、なんとなくじめっとした嫌な気分になった。
このほかにもきっと目にしたことがある有名な絵がいくつも掲載され、その絵が描かれた時代の背景などが書いてある。
それぞれの絵には時代に対する嫌味や、絵の依頼者に対する悪意が介在したりしていて、どの絵もそれなりに感心させられた。
技巧だとか、色彩に感心したりする以外にも絵を見る際に目を向けると面白いことがあるもんだ。と思わされ、読んでよかったと素直に思える本。
第二作も出ているので読んでみようかなぁと思う。
評価、★★★★☆(星4.5/5)。絵がな、もう少し見やすければなぁ!
今月最後の締めくくりは中野京子『怖い絵』について。

最近評判の本を書店で見つけ手に取ったらこれは面白いとなって買うたったー買うたったー。
本屋の店頭で何にひかれたかっていうと最初の作品がドガの『エトワール、又は舞台の踊り子』だったことだ。
この絵はあたくしが通っていた小学校の校長室の横に飾ってあった。
そしてその絵に描かれている踊り子は夕方になると絵から抜け出し、真夜中に廊下を踊り狂うという怪談があった。
もちろん小学生だった当時でさえそんな話は信じていなかったが、夕方、日が暮れてから校長室の横を通るのは少し怖かったのを覚えている。
本を買って電車の中でドガのくだりを読み終わったころには、怪談とは異なった恐怖を感じていた。
いや、恐怖というのは言いすぎか、なんとなくじめっとした嫌な気分になった。
このほかにもきっと目にしたことがある有名な絵がいくつも掲載され、その絵が描かれた時代の背景などが書いてある。
それぞれの絵には時代に対する嫌味や、絵の依頼者に対する悪意が介在したりしていて、どの絵もそれなりに感心させられた。
技巧だとか、色彩に感心したりする以外にも絵を見る際に目を向けると面白いことがあるもんだ。と思わされ、読んでよかったと素直に思える本。
第二作も出ているので読んでみようかなぁと思う。
評価、★★★★☆(星4.5/5)。絵がな、もう少し見やすければなぁ!
『The Japan Times』の鬼太郎記事について
はいこんにちは、まない「たぁ!!」!!
今回は鬼太郎記事『The Japan Times Thursday, April 17, 2008 17面「RE:VIEW Ghoulish spirits unleashed」』について。

本日お昼頃、シュパルゲータを食べた後スターバックスに行き、混んでいたため相席をおじさんに頼んでコーヒーをすすっていたところ、とんでもないものを発見した。
それはおじさんが読んでいた新聞、ジャパンタイムスの記事、鬼太郎の写真!
あたくしは絶対に見逃さない!
コーヒーとドーナツ(でぶ)を押し込み走り出す。
ここは溜池山王、外国人が密集する街、それは外国書籍の集積も表す。
たしか銀座線の改札近くにベーグル屋と本屋が並んでいたはずだ。
地下鉄へと続く階段を駆け下り、疾走するは緩やかなスロープ。
人混みを泳ぐあたくしぁマグロ!そこのけそこのけ「た」様が通る!
血走った目で本屋の店員を睨みつけ、呼吸を整える間も惜しんでこう叫んだ。
「ジャパンタイムス、ありますよね?」
傲慢だった。あって当然、なければ獄門さらし首。そんな勢いだった。
「こ、こちらです、、」
店員さんは気おされて上体を反らし気味にしながらあたくしを回転ラックにと誘う。
[Thursday, April 17, 2008]間違いない、この号だ。
180円をすばやく渡し、震える手でページをめくる。17面、そこに鬼太郎がいた。
だぁっはっはっは!あたくしの勝ちだ!!甘く見たな!
さて記事に入ろう。
鬼太郎の紹介、日本での捉えられかた、ほかのアニメとの比較など、かなり細かく書いてある。
とここまで書いたが、記事は実はジャパンタイムスのホームページで全文読むことが出来る。
ジャパンタイムスの記事
いや、あたくしは何が言いたいかってね、鬼太郎が在日の外国人に向けて紹介されたということが嬉しいって話です。
万々歳!
今回は鬼太郎記事『The Japan Times Thursday, April 17, 2008 17面「RE:VIEW Ghoulish spirits unleashed」』について。

本日お昼頃、シュパルゲータを食べた後スターバックスに行き、混んでいたため相席をおじさんに頼んでコーヒーをすすっていたところ、とんでもないものを発見した。
それはおじさんが読んでいた新聞、ジャパンタイムスの記事、鬼太郎の写真!
あたくしは絶対に見逃さない!
コーヒーとドーナツ(でぶ)を押し込み走り出す。
ここは溜池山王、外国人が密集する街、それは外国書籍の集積も表す。
たしか銀座線の改札近くにベーグル屋と本屋が並んでいたはずだ。
地下鉄へと続く階段を駆け下り、疾走するは緩やかなスロープ。
人混みを泳ぐあたくしぁマグロ!そこのけそこのけ「た」様が通る!
血走った目で本屋の店員を睨みつけ、呼吸を整える間も惜しんでこう叫んだ。
「ジャパンタイムス、ありますよね?」
傲慢だった。あって当然、なければ獄門さらし首。そんな勢いだった。
「こ、こちらです、、」
店員さんは気おされて上体を反らし気味にしながらあたくしを回転ラックにと誘う。
[Thursday, April 17, 2008]間違いない、この号だ。
180円をすばやく渡し、震える手でページをめくる。17面、そこに鬼太郎がいた。
だぁっはっはっは!あたくしの勝ちだ!!甘く見たな!
さて記事に入ろう。
鬼太郎の紹介、日本での捉えられかた、ほかのアニメとの比較など、かなり細かく書いてある。
とここまで書いたが、記事は実はジャパンタイムスのホームページで全文読むことが出来る。
ジャパンタイムスの記事
いや、あたくしは何が言いたいかってね、鬼太郎が在日の外国人に向けて紹介されたということが嬉しいって話です。
万々歳!

