BREUERのネクタイについて
はいこんにちは、お見舞い、ボルダリング、タンゴ、餃子パーティーと大忙し万歳三唱、元気が一番、ということで「た」です。

今日はBREUERのタイについて。最近ネクタイネタが続いてますね。なんか最近ネクタイ探し及び結びに凝っています。12月、1月の2ヶ月間で2本もらって3本買った。いつもの通りの凝り性で熱しやすく冷めやすいあたくしはこのネクタイブームも長続きしそうに無いんではないかとも思いますが、
今回は勝手が少し違う。
最近あたくしの先祖の情報が入ってきて、それに驚いた。どうやら日本で始めてネクタイを大掛かりに製造販売した人は、あたくしの曽祖父らしい。ぬぁぁ!やっぱりな、おかしいと思ったんだ。なんでネクタイの結び方85通りを学んだり5本も買ったりするのか。出かける前にネクタイを気に入るまで何度も結びなおすのか。鏡があると気持ちが悪いくらいネクタイの結び目を気にする。きっと曽祖父の啓示だ。こうやって人のせいにすると楽だな。まぁ凝るのは悪いことではないからヨシトスル。
とまぁそんな話はどうでも良くてBREUERのネクタイ。これは公私共に非常にお世話になっているマスターに頂いた。何でもマスターの義理のお兄さんがすこぶる金持ちでなにやかにやとものをくれるらしい。それも高いもの。しかしマスターはあまり興味が無いため人にやってしまう。あたくしもこのタイをもろた。

BREUERはフランスの老舗ネクタイブランドで1892年までブランドの歴史をさかのぼることが出来る。オフィシャルのページにはかなり長々とBREUER史が書いてあって全部訳そうかと思ったけど面倒だからやめておこう。ちなみに曽祖父がネクタイを売り始めたのは1894年、BREUERの2年後。親近感が湧くね。
さて頂いたネクタイはハンドメイドでバーニーズ別注のよう。マスターの義兄さんはNYで買ってきたらしい。いやぁ今のネクタイって裏地をつけた一枚の布地(1930年代とかは違うらしい?)を何回も折って作るんだけどねじれがおきないように作るのが非常に難しいと聞いたことがあるから、ハンドメイドってことは職人さんも腕がしっかりしていないとだめってことだよね。祖母にその話をしたら「そういえばお父さんはネクタイを作るのはほんっとうに難しいっていってたわ」と言っていた。

まぁもちろんこのタイはねじれなど無く美しく出来ている。刺繍だって美しい。あとは布地が光の当たり具合で青っぽくなったり赤紫っぽくなったりして面白い。ちょうど以前買った紫のネクタイがくたびれてきたんで選手交代だ。生地が厚めでディンプル(結び目直下の凹み)を作るのにちょっとコツがいるけれどきちんと締めれば結び目が立体的になって宙に浮き、その後胸に吸い付くという美しいネクタイラインが出る。頂いたときは、どのスーツに合わせようか悩んだが、この間イージーオーダーで作ったスーツには良く合う。非常に気に入った!

今日はBREUERのタイについて。最近ネクタイネタが続いてますね。なんか最近ネクタイ探し及び結びに凝っています。12月、1月の2ヶ月間で2本もらって3本買った。いつもの通りの凝り性で熱しやすく冷めやすいあたくしはこのネクタイブームも長続きしそうに無いんではないかとも思いますが、
今回は勝手が少し違う。
最近あたくしの先祖の情報が入ってきて、それに驚いた。どうやら日本で始めてネクタイを大掛かりに製造販売した人は、あたくしの曽祖父らしい。ぬぁぁ!やっぱりな、おかしいと思ったんだ。なんでネクタイの結び方85通りを学んだり5本も買ったりするのか。出かける前にネクタイを気に入るまで何度も結びなおすのか。鏡があると気持ちが悪いくらいネクタイの結び目を気にする。きっと曽祖父の啓示だ。こうやって人のせいにすると楽だな。まぁ凝るのは悪いことではないからヨシトスル。
とまぁそんな話はどうでも良くてBREUERのネクタイ。これは公私共に非常にお世話になっているマスターに頂いた。何でもマスターの義理のお兄さんがすこぶる金持ちでなにやかにやとものをくれるらしい。それも高いもの。しかしマスターはあまり興味が無いため人にやってしまう。あたくしもこのタイをもろた。

BREUERはフランスの老舗ネクタイブランドで1892年までブランドの歴史をさかのぼることが出来る。オフィシャルのページにはかなり長々とBREUER史が書いてあって全部訳そうかと思ったけど面倒だからやめておこう。ちなみに曽祖父がネクタイを売り始めたのは1894年、BREUERの2年後。親近感が湧くね。
さて頂いたネクタイはハンドメイドでバーニーズ別注のよう。マスターの義兄さんはNYで買ってきたらしい。いやぁ今のネクタイって裏地をつけた一枚の布地(1930年代とかは違うらしい?)を何回も折って作るんだけどねじれがおきないように作るのが非常に難しいと聞いたことがあるから、ハンドメイドってことは職人さんも腕がしっかりしていないとだめってことだよね。祖母にその話をしたら「そういえばお父さんはネクタイを作るのはほんっとうに難しいっていってたわ」と言っていた。

まぁもちろんこのタイはねじれなど無く美しく出来ている。刺繍だって美しい。あとは布地が光の当たり具合で青っぽくなったり赤紫っぽくなったりして面白い。ちょうど以前買った紫のネクタイがくたびれてきたんで選手交代だ。生地が厚めでディンプル(結び目直下の凹み)を作るのにちょっとコツがいるけれどきちんと締めれば結び目が立体的になって宙に浮き、その後胸に吸い付くという美しいネクタイラインが出る。頂いたときは、どのスーツに合わせようか悩んだが、この間イージーオーダーで作ったスーツには良く合う。非常に気に入った!
Moncler Gamme Rouge(ガム・ルージュ)のデザイナーにGiambattista Valli就任
はいこんにちは、4年振りに風邪で寝込み38.6℃の熱を出した「た」です。
同僚に「子供が出すような熱だ」と笑われた。インフルエンザでもないのに。

今日はMonclerのラグジュアリーライン、Gamme Rouge(ガム・ルージュ)のデザイナーにGiambattista Valli(ジャンバティスタ・ヴァリ)が就任するというニュース。
年々ダウンといえば猫も杓子もMoncler、ぺんぺけてん、という傾向が強まっていますが、
Gamme Rougeラインはラグジュアリーラインということで売っているところも限られています。セリュックスとか。もちろん価格も非常にラグジュアリーで最低でもうん十万円、百万円を超える商品も普通にあります。しかしそのデザインはもうダウンジャケットではないんじゃないか、というくらい豪華(トップ写真)。
さて、このGamme Rougeラインのクリエイティブディレクターを務めていたアレッサンドラ・ファキネッティのヴァレンティノ・レディス・クリエイティブディレクター就任に伴い昨年末に12月に退任、その後継がGiambattista Valliに決まった模様。Giambattista Valliはフェンディー、クリッツァのメンズ、エマニュエル・ウンガロを経て自分のブランド、「Giambattista Valli」でデビューしており、アイスバーグのクリエイティブディレクターもやっています。

あたくしが気になったのは彼が去年の2月にNokiaとコラボし、携帯電話をデザインしていること(上の写真)。あんまりかっこよくは感じないけどモバイルIT好きなあたくしとしては応援したい。
さてGiambattista ValliのGamme Rougeは2月のParis Fashion Weekでお披露目となる予定ですが、秋からはGiambattista ValliブランドでもMade by Monclerとしてコラボラインも発表するようです。メンズはないのかなー。まぁ買えないけど。
同僚に「子供が出すような熱だ」と笑われた。インフルエンザでもないのに。

今日はMonclerのラグジュアリーライン、Gamme Rouge(ガム・ルージュ)のデザイナーにGiambattista Valli(ジャンバティスタ・ヴァリ)が就任するというニュース。
年々ダウンといえば猫も杓子もMoncler、ぺんぺけてん、という傾向が強まっていますが、
Gamme Rougeラインはラグジュアリーラインということで売っているところも限られています。セリュックスとか。もちろん価格も非常にラグジュアリーで最低でもうん十万円、百万円を超える商品も普通にあります。しかしそのデザインはもうダウンジャケットではないんじゃないか、というくらい豪華(トップ写真)。
さて、このGamme Rougeラインのクリエイティブディレクターを務めていたアレッサンドラ・ファキネッティのヴァレンティノ・レディス・クリエイティブディレクター就任に伴い昨年末に12月に退任、その後継がGiambattista Valliに決まった模様。Giambattista Valliはフェンディー、クリッツァのメンズ、エマニュエル・ウンガロを経て自分のブランド、「Giambattista Valli」でデビューしており、アイスバーグのクリエイティブディレクターもやっています。

あたくしが気になったのは彼が去年の2月にNokiaとコラボし、携帯電話をデザインしていること(上の写真)。あんまりかっこよくは感じないけどモバイルIT好きなあたくしとしては応援したい。
さてGiambattista ValliのGamme Rougeは2月のParis Fashion Weekでお披露目となる予定ですが、秋からはGiambattista ValliブランドでもMade by Monclerとしてコラボラインも発表するようです。メンズはないのかなー。まぁ買えないけど。
ATTAQUE77『KARMAGEDON』について
はいこんにちは、4年ぶりに本格的に風邪をひき、体温38.6度、風邪は苦しいんだと再認識した「た」です。本日は久しぶりのアルゼンチンネタ。いや、ブエノスアイレスの空港で暴動があったとの報道を目にして思い出しました。あたくしぁパンクのCDを買ってきてレビューしようと思っていたのだ。しかし暴動って程でもなさそうだぞ。まぁいいや。

今日紹介するのはCD屋で薦められたATTAQUE77の『KARMAGEDON』。
このバンド、アルゼンチンのページを訳してみるとすごいことがわかった。なんと結成は87年。
もう20年もバンドをやっている!そして最初っから労働者階級を歌っているらしい。いやーすごいバンドがアルゼンチンにはいたもんだ。店員に薦められたのは最新作で、このアルバムしか聞いてないがメロコアに近い。荒々しさが前面に出たパンク、というよりも少し考えて作った厚みの有るパンクだ。コーラスワークも美しくてしっかりしているが、その分パンクバンドが持つ「勢い」がそんなに感じられない。枯れた、まではいかなくとも落ち着いた感じがする。SNUFFなんかはそんな勢いの衰えは感じないのにな。まぁ決して悪いバンドではないね。来日したら見に行く価値くらいはあると思う。★★★(星3/5)。あぁ残念なことがひとつ。アルゼンチン組んだりまで行ってわざわざ現地民に推薦してもらったものがamazonで買えるとな。くくく(泣)

今日紹介するのはCD屋で薦められたATTAQUE77の『KARMAGEDON』。
このバンド、アルゼンチンのページを訳してみるとすごいことがわかった。なんと結成は87年。
もう20年もバンドをやっている!そして最初っから労働者階級を歌っているらしい。いやーすごいバンドがアルゼンチンにはいたもんだ。店員に薦められたのは最新作で、このアルバムしか聞いてないがメロコアに近い。荒々しさが前面に出たパンク、というよりも少し考えて作った厚みの有るパンクだ。コーラスワークも美しくてしっかりしているが、その分パンクバンドが持つ「勢い」がそんなに感じられない。枯れた、まではいかなくとも落ち着いた感じがする。SNUFFなんかはそんな勢いの衰えは感じないのにな。まぁ決して悪いバンドではないね。来日したら見に行く価値くらいはあると思う。★★★(星3/5)。あぁ残念なことがひとつ。アルゼンチン組んだりまで行ってわざわざ現地民に推薦してもらったものがamazonで買えるとな。くくく(泣)
村上春樹『東京奇譚集』について
はいこんにちは、尾てい骨がイタイタイの「た」です。
今日は村上春樹『東京奇譚集』について。

この本はちょっとした偶然や不思議なことを描いた短編小説集。僕は正直村上春樹の作品は肌に合わないんだが、不思議系の話に弱く、ついつい買ってしまった。
その結果、やはり合わなかった。決してつまらなくないし、すらすら読めるのだがやはり合わない。特に登場する女性に違和感を感じる。村上さんの書く女性は女装をしている男に思えてならない。世の中には男っぽい女性もたくさんいるけれど、そういう人とは断じて違う何かを僕は感じ取る。年上の同僚が「90年代の、いわゆるトレンディドラマに出てくる女性ですよね。そのまま時代が止まったというか。」と言っていた。しかし僕は90年代に生きてはいたけれどドラマ自体全く見ないのでよくわからない。とにかく違和感だけが残った作品だった。
評価は非常に難しいが★★(星2/2)。やっぱ合わん。
今日は村上春樹『東京奇譚集』について。

この本はちょっとした偶然や不思議なことを描いた短編小説集。僕は正直村上春樹の作品は肌に合わないんだが、不思議系の話に弱く、ついつい買ってしまった。
その結果、やはり合わなかった。決してつまらなくないし、すらすら読めるのだがやはり合わない。特に登場する女性に違和感を感じる。村上さんの書く女性は女装をしている男に思えてならない。世の中には男っぽい女性もたくさんいるけれど、そういう人とは断じて違う何かを僕は感じ取る。年上の同僚が「90年代の、いわゆるトレンディドラマに出てくる女性ですよね。そのまま時代が止まったというか。」と言っていた。しかし僕は90年代に生きてはいたけれどドラマ自体全く見ないのでよくわからない。とにかく違和感だけが残った作品だった。
評価は非常に難しいが★★(星2/2)。やっぱ合わん。
Duncan's Divas『Sticks Up Girls』について
はいこんにちは、実家の近辺はすさまじい医療機関ばかりだと気付かされ焦った「た」です。

今日はDuncan's Divas『Sticks Up Girls』について。
このDuncanは80年代後半から活動するSNUFFというパンクバンドのボーカルで、今作は彼のソロカバープロジェクト。もともとSNUFF時代から数多くのカバーを披露していたが今回は日本のものを含め最近の曲を聴くことが出来る。
いやぁ良い!何が良いって選曲が非常に面白い!
「Divas」と銘打っている通り、カバーされているのはすべて女性歌手のものだが、日本からは中島美嘉、松田聖子、パフィー、中島みゆき、大塚愛、ザ・ピーナッツ、一青窈の曲が取上げられている。それも「是非とも聴いてみたいね!」というような曲ばかりだ。
以下が曲目。
1.Cities In Dust (Siouxsie and the Banshees)
2.Glamorous Sky (NANA Starring Mika Nakashima)
3.Cherry Blossom (Seiko Matsuda)
4.Can't Get You Out Of My Head (Kylie Minogue)
5.Umi E To (Puffy)
6.Believe (Cher)
7.Anoko (Miyuki Nakajima)
8.Planetarium (Ai Otsuka)
9.Toxic (Britney Spears)
10.All The Things She Said (t.A.T.u.)
11.Koi No Vacance (The Peanuts)
12.Nine Million Bicycles (Katy Melua)
13.Hanamizuki (Hitotoyo)
14.We'll Meet Again (Vera Lynne)
特に良かったと思ったのが、と書こうと思ったがどれもスバラチイ!
全部見事にDuncan節となっており、原曲を知らなくてもものすごく楽しめるので本当にオススメ。
評価★★★★★(星5/5)。パンクを聞かない人も楽しめるだろう文句なしの作品。

今日はDuncan's Divas『Sticks Up Girls』について。
このDuncanは80年代後半から活動するSNUFFというパンクバンドのボーカルで、今作は彼のソロカバープロジェクト。もともとSNUFF時代から数多くのカバーを披露していたが今回は日本のものを含め最近の曲を聴くことが出来る。
いやぁ良い!何が良いって選曲が非常に面白い!
「Divas」と銘打っている通り、カバーされているのはすべて女性歌手のものだが、日本からは中島美嘉、松田聖子、パフィー、中島みゆき、大塚愛、ザ・ピーナッツ、一青窈の曲が取上げられている。それも「是非とも聴いてみたいね!」というような曲ばかりだ。
以下が曲目。
1.Cities In Dust (Siouxsie and the Banshees)
2.Glamorous Sky (NANA Starring Mika Nakashima)
3.Cherry Blossom (Seiko Matsuda)
4.Can't Get You Out Of My Head (Kylie Minogue)
5.Umi E To (Puffy)
6.Believe (Cher)
7.Anoko (Miyuki Nakajima)
8.Planetarium (Ai Otsuka)
9.Toxic (Britney Spears)
10.All The Things She Said (t.A.T.u.)
11.Koi No Vacance (The Peanuts)
12.Nine Million Bicycles (Katy Melua)
13.Hanamizuki (Hitotoyo)
14.We'll Meet Again (Vera Lynne)
特に良かったと思ったのが、と書こうと思ったがどれもスバラチイ!
全部見事にDuncan節となっており、原曲を知らなくてもものすごく楽しめるので本当にオススメ。
評価★★★★★(星5/5)。パンクを聞かない人も楽しめるだろう文句なしの作品。
森見登美彦『【新釈】走れメロス 他四篇』について
はいこんにちは、「た」です。
実家の親父がストーブを消し忘れるということをお袋から聞いた。血は争えない。
僕も極度の忘れん坊のため良く消し忘れて寝てしまったりしていたが、そのたびに親父はこの世の不満すべてを僕にぶつけるような感じで毎回激昂していた。
いまのところ僕は家族の消し忘れの場面に出くわしたことは無いが、親父と同じように激昂するのだろうか。いやだいやだ。あ、そうそう、血は争えない「た」です。新年あけましておめでとうございます。

さて、今日は森見登美彦『【新釈】走れメロス 他四篇』について。僕は半年ほど前に初めて森見さんの作品を読みましたが中々面白かった。(服音書『太陽の塔』)
おとつい書店で『【新釈】走れメロス 他四篇』を見つけてアイデアと装丁にやられて購入。買った帰り道、読む前からわくわくしてしまった久しぶりの期待感、たまらない。
この本は山月記(原作:中島敦)、藪の中(原作:芥川龍之介)、走れメロス(原作:太宰治)、
桜の森の満開の下(原作:坂口安吾)百物語(原作:森鴎外)の5篇からなるリメイク本だ。
僕は芥川作品と太宰作品は読んだことがあるが、「多分読んだことがあるだろう」程度の記憶しか手元に無いほど昔の話なので
すべて原作未読と言っても過言ではない状態で手を出した。
『太陽の塔』を読んだときもそうだったが非常にすいすい読める。古めかしい言葉を巧みに使いこなす独特な語り口が滑るような読み口に反して軽薄さを感じさせずすばらしい。
二作しか読んでいないが「これが森見作品の魅力の一つか」と実感する。
各話それぞれ書き方が異なっているが、どれも共通して根底にある森見氏の視点が味わうことが出来、うまいなぁとにやける。原作を一度も読んでいないが「作品の中に漂う空気に似せているんだな」と思うと原作を読んだ後にもう一度読み直したくなる気持ちにもさせてくれる。
また、どれも読後に消化不良を起こしたり、物足りなさを覚えたりせず、「読んだな!」と腑に落ちる。いや、森見氏がしっかりと落としてくれる。特に「走れメロス」は秀逸。馬鹿馬鹿しい以外の何物でもない内容だが非常にリズムがあり、緊迫感があり、満足できる。うむ。
これを読んでまた好きな作家が増えた。寿命が長いだろうからこれからもいっぱい書いてくれるだろうから期待。切に願う。
★★★★☆(星4.5/5)。もうちょっと量が読みたかった。あ、数ね。一話一話の量ではなくて。続編願う。
実家の親父がストーブを消し忘れるということをお袋から聞いた。血は争えない。
僕も極度の忘れん坊のため良く消し忘れて寝てしまったりしていたが、そのたびに親父はこの世の不満すべてを僕にぶつけるような感じで毎回激昂していた。
いまのところ僕は家族の消し忘れの場面に出くわしたことは無いが、親父と同じように激昂するのだろうか。いやだいやだ。あ、そうそう、血は争えない「た」です。新年あけましておめでとうございます。

さて、今日は森見登美彦『【新釈】走れメロス 他四篇』について。僕は半年ほど前に初めて森見さんの作品を読みましたが中々面白かった。(服音書『太陽の塔』)
おとつい書店で『【新釈】走れメロス 他四篇』を見つけてアイデアと装丁にやられて購入。買った帰り道、読む前からわくわくしてしまった久しぶりの期待感、たまらない。
この本は山月記(原作:中島敦)、藪の中(原作:芥川龍之介)、走れメロス(原作:太宰治)、
桜の森の満開の下(原作:坂口安吾)百物語(原作:森鴎外)の5篇からなるリメイク本だ。
僕は芥川作品と太宰作品は読んだことがあるが、「多分読んだことがあるだろう」程度の記憶しか手元に無いほど昔の話なので
すべて原作未読と言っても過言ではない状態で手を出した。
『太陽の塔』を読んだときもそうだったが非常にすいすい読める。古めかしい言葉を巧みに使いこなす独特な語り口が滑るような読み口に反して軽薄さを感じさせずすばらしい。
二作しか読んでいないが「これが森見作品の魅力の一つか」と実感する。
各話それぞれ書き方が異なっているが、どれも共通して根底にある森見氏の視点が味わうことが出来、うまいなぁとにやける。原作を一度も読んでいないが「作品の中に漂う空気に似せているんだな」と思うと原作を読んだ後にもう一度読み直したくなる気持ちにもさせてくれる。
また、どれも読後に消化不良を起こしたり、物足りなさを覚えたりせず、「読んだな!」と腑に落ちる。いや、森見氏がしっかりと落としてくれる。特に「走れメロス」は秀逸。馬鹿馬鹿しい以外の何物でもない内容だが非常にリズムがあり、緊迫感があり、満足できる。うむ。
これを読んでまた好きな作家が増えた。寿命が長いだろうからこれからもいっぱい書いてくれるだろうから期待。切に願う。
★★★★☆(星4.5/5)。もうちょっと量が読みたかった。あ、数ね。一話一話の量ではなくて。続編願う。
大晦日の記事まとめ、計8本。(麻布テーラーのネクタイ、横浜開港資料館『Au jardin de Perry』、『Puma by Alexander McQueen』、『I Am Legend』、フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』(杉山晃・増田義郎訳)、博多土産『二○加煎餅(にわかせんぺい)』、前原光榮商店『特選前原16本骨傘』、中野香織『スーツの神話』)
さて、大晦日は大フィーバー、8件も記事を書きました。
本、煎餅、傘、本、映画、靴、カフェ、ネクタイといっぱい書いたのでまとめ。
麻布テーラーのネクタイについて

横浜開港資料館『Au jardin de Perry』について

『Puma by Alexander McQueen』について (Anatomical Bone)

『I Am Legend』について

フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』(杉山晃・増田義郎訳)について

博多土産『二○加煎餅(にわかせんぺい)』について

前原光榮商店『特選前原16本骨傘』について

中野香織『スーツの神話』について

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