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第2回 恵比寿映像祭 「歌をさがして」について
はいこんにちは、シッカーザンウォー「た」ーです。何?イズの前は何なの?
さてさて。今日は第2回恵比寿映像祭に行ってきたはなし。

ボルダリングに行くために恵比寿に行ったんだが、駅のポスターを見て思い出した。
今週の平日に恵比寿に行った際「あ、行こうかね」と思っていたんだった。
さてまぁいいや、明日までだから手っ取り早く。
映像作品をシアターでも上映しているんだけど時間が無かったから見られなかった。
印象に残った作品は以下の通り。
・カタリーナ・ズィディラー《完璧な音》
んーーーーーーにーーーーーーぃやぉぅ。と、音の出し方?を師匠(@おっさん)から弟子(@若者)が教わっている様子を撮っている。
鏡ごしに顎だけ撮ったり。まぁ撮り方は良く分からないから良いんだ。
気に入ったのはこの「んーーーーーにーーーーーーぃやぉぅ」っていうのが気持ちよさそうだと思ったからだ。
家に帰ったら手鏡を持ってやってみよう。と書いたがこのメモを見るまで忘れていたから今やってみた。
なんだら、そんなに気持ちよくないな。恥だな。恥を捨てなきゃだめだな。
・フィオナ・タン《ダウンサイドアップ》
カメラを逆さまにして歩く人々の影をメインで撮っている。
普通に人が歩いているようにも見えるんだが、やはり大きさ、動き方なんかが現実を少し外れていて面白かった。
そういえば、この前死んじゃった爺ちゃんちに泊まると寝る前によく懐中電灯で影絵をやったもんだ。
その後に狐火の話しを聞きながら寝るのが好きだった。
うちの爺ちゃんは神奈川県の厚木の山奥に住んでいたんだけど、川によく狐火が浮かんでいたらしい。
あとは真夜中の山に誰も居ないはずなのに明かりの行列が出来たりしたんだと。
あんまり話を聞かせるのが得意ではない爺ちゃんの朴訥な語り口が幻想的な雰囲気を醸し出していて、爺ちゃんの一つの大きな思い出になっている。
・ダン グレアム《ロックレリジョン》
ロックの貴重なライブ映像と宗教に関するアーティストへのインタビュー、解釈が文字で流れる作品。
『OK牧場の決闘』を見てからというもの古い映像の中のいかす格好を探すようになっている自分がいる。
なかなかいないな。あ、1957年の映像かっこよかった。ジェリーリールイスのライブだ。ピアノ弾きながら大暴れ。
まわりのお兄ちゃん達もノリノリで勢いが感じられる。
「弾ける」っていう言葉を最近はあまり使わないが、ああいうのは完全に「弾ける」っていうんだな。
・生西康典+さや(テニスコーツ)+山本精一+ククナッケほか《おかえりなさい、うた―Dusty Voices, Sound of Stars(サウンドインスタレーション)》
暗い部屋の四方に6つ?のスピーカーを配し、全方向から音が聞こえるようになっていて、天井から裸電球がいくつか吊るされていて、音の大小とシンクロして明るくなったり暗くなったり。
インスタレーションの部屋に入るとどんな作品かつかもうとしている人と、強烈な足の臭い匂い、そう、雨に濡れて汗と混じって蒸れたやつが存在していた。
この匂いに一分ほどしか耐えられそうにないなと思ったんだが、ホーミーが始まり、人間の喉が持つ生々しい、肉を切って血が滴り落ち始める瞬間を見るような魅力にやられてしまい動けなくなった。
呻き声、喉が開くか開かないかのぎりぎりのところに空気を流し込むことで現れる破裂音。口を開く瞬間になる、唾液が糸を引く音。
4方にスピーカーを6つ置き、立体的な音場を作ることで得られる、音を顕微鏡で見ているような感覚が新鮮で、生々しい音とあわせて非常に良かった。
でも語りはいらないなぁ。生々しい音に敵うような声でないもんだから語りっていうより無理やり場にあった内容を伝えているよ、と言っているような騙りに聞こえる。
あー、これ明日までなんだよな。オーストリアの実験映像見たかったなぁ。
[名称]
第2回 恵比寿映像祭 「歌をさがして」
[会期]
2010(平成22)年 2月19日(金)~2月28日(日) [10日間]
[開催時間]
10:00~20:00 (最終日は、18:00で終了)
[会場]
東京都写真美術館 全フロア/恵比寿ガーデンプレイス センター広場ほか
[主催]
東京都/東京都写真美術館・東京文化発信プロジェクト室(財団法人東京都歴史文化財団)/日本経済新聞社
[共催]
恵比寿ガーデンプレイス株式会社
東京都写真美術館
さてさて。今日は第2回恵比寿映像祭に行ってきたはなし。

ボルダリングに行くために恵比寿に行ったんだが、駅のポスターを見て思い出した。
今週の平日に恵比寿に行った際「あ、行こうかね」と思っていたんだった。
さてまぁいいや、明日までだから手っ取り早く。
映像作品をシアターでも上映しているんだけど時間が無かったから見られなかった。
印象に残った作品は以下の通り。
・カタリーナ・ズィディラー《完璧な音》
んーーーーーーにーーーーーーぃやぉぅ。と、音の出し方?を師匠(@おっさん)から弟子(@若者)が教わっている様子を撮っている。
鏡ごしに顎だけ撮ったり。まぁ撮り方は良く分からないから良いんだ。
気に入ったのはこの「んーーーーーにーーーーーーぃやぉぅ」っていうのが気持ちよさそうだと思ったからだ。
家に帰ったら手鏡を持ってやってみよう。と書いたがこのメモを見るまで忘れていたから今やってみた。
なんだら、そんなに気持ちよくないな。恥だな。恥を捨てなきゃだめだな。
・フィオナ・タン《ダウンサイドアップ》
カメラを逆さまにして歩く人々の影をメインで撮っている。
普通に人が歩いているようにも見えるんだが、やはり大きさ、動き方なんかが現実を少し外れていて面白かった。
そういえば、この前死んじゃった爺ちゃんちに泊まると寝る前によく懐中電灯で影絵をやったもんだ。
その後に狐火の話しを聞きながら寝るのが好きだった。
うちの爺ちゃんは神奈川県の厚木の山奥に住んでいたんだけど、川によく狐火が浮かんでいたらしい。
あとは真夜中の山に誰も居ないはずなのに明かりの行列が出来たりしたんだと。
あんまり話を聞かせるのが得意ではない爺ちゃんの朴訥な語り口が幻想的な雰囲気を醸し出していて、爺ちゃんの一つの大きな思い出になっている。
・ダン グレアム《ロックレリジョン》
ロックの貴重なライブ映像と宗教に関するアーティストへのインタビュー、解釈が文字で流れる作品。
『OK牧場の決闘』を見てからというもの古い映像の中のいかす格好を探すようになっている自分がいる。
なかなかいないな。あ、1957年の映像かっこよかった。ジェリーリールイスのライブだ。ピアノ弾きながら大暴れ。
まわりのお兄ちゃん達もノリノリで勢いが感じられる。
「弾ける」っていう言葉を最近はあまり使わないが、ああいうのは完全に「弾ける」っていうんだな。
・生西康典+さや(テニスコーツ)+山本精一+ククナッケほか《おかえりなさい、うた―Dusty Voices, Sound of Stars(サウンドインスタレーション)》
暗い部屋の四方に6つ?のスピーカーを配し、全方向から音が聞こえるようになっていて、天井から裸電球がいくつか吊るされていて、音の大小とシンクロして明るくなったり暗くなったり。
インスタレーションの部屋に入るとどんな作品かつかもうとしている人と、強烈な足の臭い匂い、そう、雨に濡れて汗と混じって蒸れたやつが存在していた。
この匂いに一分ほどしか耐えられそうにないなと思ったんだが、ホーミーが始まり、人間の喉が持つ生々しい、肉を切って血が滴り落ち始める瞬間を見るような魅力にやられてしまい動けなくなった。
呻き声、喉が開くか開かないかのぎりぎりのところに空気を流し込むことで現れる破裂音。口を開く瞬間になる、唾液が糸を引く音。
4方にスピーカーを6つ置き、立体的な音場を作ることで得られる、音を顕微鏡で見ているような感覚が新鮮で、生々しい音とあわせて非常に良かった。
でも語りはいらないなぁ。生々しい音に敵うような声でないもんだから語りっていうより無理やり場にあった内容を伝えているよ、と言っているような騙りに聞こえる。
あー、これ明日までなんだよな。オーストリアの実験映像見たかったなぁ。
[名称]
第2回 恵比寿映像祭 「歌をさがして」
[会期]
2010(平成22)年 2月19日(金)~2月28日(日) [10日間]
[開催時間]
10:00~20:00 (最終日は、18:00で終了)
[会場]
東京都写真美術館 全フロア/恵比寿ガーデンプレイス センター広場ほか
[主催]
東京都/東京都写真美術館・東京文化発信プロジェクト室(財団法人東京都歴史文化財団)/日本経済新聞社
[共催]
恵比寿ガーデンプレイス株式会社
東京都写真美術館
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うちのお婆ちゃんが火の玉みた話も傑作です
どの作品も気になるなぁ。。。